25歳の女性。歯科治療への恐怖が強く、診療台に座ると顔がこわばり、手のひらに汗を…
25歳の女性。歯科治療への恐怖が強く、診療台に座ると顔がこわばり、手のひらに汗をかいている。脈拍は毎分110回である。このとき体の中で強まっている自律神経の働きによって起こる変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 胃や腸の動きが盛んになる。消化管の動きを盛んにするのは副交感神経で、交感神経は抑えます。
- ⑵ 気管支が収縮する。交感神経は気管支を拡げ、収縮させるのは副交感神経です。
- ⑶ 瞳孔が散大する。交感神経が働くと、瞳孔散大筋が収縮して瞳孔が開きます。
- ⑷ 末梢の皮膚の血管が拡張する。交感神経は皮膚の血管を収縮させます。
- ⑸ さらさらした唾液が大量に出る。漿液性の唾液を多量に出すのは副交感神経の働きです。
解説
正しいのは、瞳孔が散大することです。強い恐怖や緊張では交感神経の働きが強まり、心拍数の増加、血圧の上昇、瞳孔の散大、気管支の拡張、発汗、皮膚の血管の収縮が起こります。一方で、消化管の運動や漿液性の唾液の分泌は抑えられ、口が渇いたり粘った唾液になったりします。歯科治療の前に不安を和らげることは、循環への負担を減らすうえでも大切です。
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