歯科診療所の待合室で、発熱と全身の発疹がある5歳の男児について、母親から近所で麻…
歯科診療所の待合室で、発熱と全身の発疹がある5歳の男児について、母親から近所で麻疹がはやっていると聞いた。麻疹が疑われる。この感染症の主な感染経路に合わせた対策として最も適切なのはどれか。
- ⑴ ほかの患者と別の部屋へ移して扉を閉め、対応する職員は微粒子用のマスクを着ける。麻疹は空気感染するため、隔離と微粒子用マスクで対応します。
- ⑵ 待合室の中で、ほかの患者から1メートルほど離れた席へ移ってもらって順番を待たせる。1メートルの距離は飛沫感染への対策で、空気感染は防げません。
- ⑶ 対応する職員は手袋とガウンを着け、口元は覆わずに診察と問診を進めることにする。手袋とガウンは接触感染への対策で、吸い込む病原体を防げません。
- ⑷ 麻疹にかかったことがなく予防接種も受けていない職員を、対応の担当に決めておく。免疫のない職員は感染しやすく、免疫のある職員が対応します。
- ⑸ 待合室の椅子や手すりをアルコールで拭いたうえで、そのまま待合室で待ってもらう。物の表面の消毒は接触感染への対策で、空気中に漂う病原体は防げません。
解説
最も適切なのは、別の部屋へ移して扉を閉め、職員が微粒子用のマスクを着けることです。麻疹ウイルスは空気中を漂う小さな粒子で広がる空気感染を起こすため、同じ空間にいるだけでうつります。そのため個室への隔離と、目の細かいマスクの着用が要ります。距離をとる対策は飛沫感染、表面の消毒や手袋とガウンは接触感染に向けたものです。対応する職員は、麻疹の免疫をもつ人にします。
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