20歳の男性。骨格性の下顎前突のため、手術前の矯正治療、下顎の外科手術、手術後の…
20歳の男性。骨格性の下顎前突のため、手術前の矯正治療、下顎の外科手術、手術後の矯正治療を組み合わせた治療を行う。この治療について正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 手術は、顎の成長が盛んな10歳ごろの成長期に行うのが最も望ましい。顎の手術は成長が終わってから行い、成長期には行いません。
- ⑵ 手術によって咬合は完成するため、手術後の矯正治療は行わない。手術の後も咬合の仕上げと安定のために矯正治療を行います。
- ⑶ 手術前の矯正治療では、骨格のずれを補うように傾いていた前歯の傾きを元に戻す。手術で骨を正しい位置にしたときに歯がかみ合うよう、歯の代償的な傾きを取り除きます。
- ⑷ 下顎枝矢状分割術の後に、下唇とオトガイ部のしびれが残ることがある。手術の操作で下歯槽神経が影響を受け、知覚の異常が生じることがあります。
- ⑸ 手術の後も後戻りを防ぐため、手術後の矯正治療と保定を行う。咬合を仕上げて安定させるため、手術後の矯正治療と保定を行います。
解説
正しいのは、手術前の矯正治療で前歯の代償的な傾きを元に戻すこと、下顎枝矢状分割術の後に下唇とオトガイ部のしびれが残ることがあること、手術後の矯正治療と保定を行うことの3つです。骨格性の下顎前突では、前歯が骨格のずれを補うように傾いています。手術前にこれを元に戻すことで、手術で顎の位置を正したときに歯が正しくかみ合います。手術は顎の成長が終わってから行います。
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