65歳の女性。5年前に下顎右側第一大臼歯部にインプラントを埋入した。最近、インプ…
65歳の女性。5年前に下顎右側第一大臼歯部にインプラントを埋入した。最近、インプラント周囲の粘膜から出血と排膿があり、エックス線写真でインプラント周囲の骨が吸収していた。インプラント周囲炎について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 表面の汚れは、金属製のスケーラーで強くこすって除去するのが基本である。インプラント表面を傷つけないよう、専用の器具を用いて清掃します。
- ⑵ 歯周炎と同じように、プラークが原因となって周囲の骨が吸収する。インプラント周囲炎はプラークの細菌による炎症で、周囲の骨の吸収を伴います。
- ⑶ 周囲粘膜の炎症の評価には、軽い力でのプロービングを用いる。軽い力でプロービングを行い、出血や排膿、深さの変化を評価します。
- ⑷ インプラントは齲蝕にならないため、日常の清掃は必要ない。インプラントの周囲にもプラークが付くため、日常の清掃が欠かせません。
- ⑸ インプラントには天然歯と同じく歯根膜があり、炎症の進み方も同じである。インプラントには歯根膜がなく、天然歯より炎症が骨へ広がりやすいとされます。
解説
プラークが原因で周囲の骨が吸収すること、周囲粘膜の評価に軽い力のプロービングを用いることの2つが正しいです。インプラント周囲炎は、インプラントの周りに付いたプラークによる炎症で、粘膜からの出血や排膿、周囲の骨の吸収を起こします。インプラントには歯根膜がなく、天然歯とは炎症の広がり方が異なります。表面を傷つけない器具で清掃し、日常の清掃と定期的な管理で予防します。
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