重症化した拡張型心筋症に対し、現時点で我が国で行われていないのはどれか。
重症化した拡張型心筋症に対し、現時点で我が国で行われていないのはどれか。
- ⑴ 緩和ケア末期心不全では症状緩和と意思決定支援を目的とした緩和ケアが実際に行われています。
- ⑵ 心臓移植心臓移植はわが国でも末期の拡張型心筋症に対して実施され、移植の主な原疾患です。
- ⑶ 遺伝子治療心筋症に対する遺伝子治療は研究段階で、2026年時点でわが国で臨床的に行われていません。
- ⑷ 僧帽弁置換術左室拡大による機能性僧帽弁逆流に対し、弁形成術や弁置換術が行われることがあります。
- ⑸ 植込み型除細動器〈ICD〉植込み術致死性不整脈による突然死予防としてICD植込みは標準的に行われています。
解説
正解は⑶です。重症化した拡張型心筋症では、薬物療法に加え、植込み型除細動器による突然死予防、心臓再同期療法、機能性僧帽弁逆流に対する弁形成・置換術、補助人工心臓、心臓移植が行われ、末期には緩和ケアも導入されます。一方、心筋症に対する遺伝子治療は研究段階であり、2026年時点でわが国の臨床で標準的に行われている治療ではありません。治療選択は重症度と年齢、移植適応の有無で判断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成