動脈採血に最も適しているのはどれか。
動脈採血に最も適しているのはどれか。
- ⑴ 総頸動脈総頸動脈の穿刺は脳虚血や血腫による気道圧迫の危険があり、採血には用いません。
- ⑵ 鎖骨下動脈鎖骨下動脈は鎖骨の裏にあって圧迫止血ができず、気胸の危険もあるため不適切です。
- ⑶ 尺骨動脈尺骨動脈は手掌への主な血流路で、穿刺による閉塞で手指虚血を起こす危険があります。
- ⑷ 大腿動脈大腿動脈は太く触知しやすく、圧迫止血も容易なため動脈採血に適しています。
- ⑸ 膝窩動脈膝窩動脈は深部にあり触知・穿刺が難しく、神経損傷の危険もあるため不適切です。
解説
正解は⑷です。動脈血ガス分析の採血部位として一般的なのは橈骨動脈、上腕動脈、大腿動脈で、選択肢の中では大腿動脈が最も適しています。大腿動脈は太く、鼠径靱帯の下で触知しやすいため、ショック時など脈が触れにくい場合にも穿刺しやすい部位です。総頸動脈は脳血流の障害や血腫による気道圧迫の危険があり、鎖骨下動脈は気胸や止血困難の危険があります。尺骨動脈は手の主要な血流路で穿刺すると手指虚血の危険があり、膝窩動脈は深部で穿刺が困難です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成