腰椎穿刺において、穿刺針で貫くことを避けるべきなのはどれか。
腰椎穿刺において、穿刺針で貫くことを避けるべきなのはどれか。
- ⑴ 硬膜硬膜はくも膜下腔に到達するために貫く必要があります。
- ⑵ 脊髄脊髄は損傷すると重篤な障害を残すため、脊髄円錐より下位で穿刺します。
- ⑶ くも膜くも膜を貫いてくも膜下腔に到達し、脳脊髄液を採取します。
- ⑷ 棘間靱帯棘間靱帯は正中アプローチで穿刺針が通過する構造です。
- ⑸ 皮下組織皮下組織は穿刺の際に必ず通過する構造です。
解説
正解は⑵です。腰椎穿刺は、成人では脊髄円錐が第1〜2腰椎の高さで終わるため、それより下位のL3/4またはL4/5の棘間から穿刺し、脊髄を損傷しないようにします。Jacoby線(両側腸骨稜の最高点を結ぶ線)がL4棘突起の目安となります。穿刺針は皮膚、皮下組織、棘上靱帯、棘間靱帯、黄色靱帯、硬膜外腔、硬膜、くも膜を順に貫いて、くも膜下腔に達し脳脊髄液を採取します。脊髄は貫いてはならない構造です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成