身体診察で正しいのはどれか。
身体診察で正しいのはどれか。
- ⑴ 呼吸数測定は5 秒間行う。呼吸数は少なくとも30秒から1分間測定し、5秒では不正確です。
- ⑵ 血圧測定は患者が会話中に行う。会話によって血圧が上昇するため、安静にして会話を避けて測定します。
- ⑶ 上肢近位筋の筋力測定は握力計で行う。握力計は主に前腕・手の筋力の評価で、上肢近位筋の評価には用いません。
- ⑷ 内頸静脈での中心静脈圧推定は臥位で行う。内頸静脈の観察は通常、上半身を45度程度挙上した半座位で行います。
- ⑸ 固定姿勢保持困難〈asterixis〉は上肢を前方に水平挙上させて観察する。上肢を前方に水平挙上させ、手関節を背屈させた姿勢で観察します。
解説
正解は⑸です。固定姿勢保持困難(asterixis、羽ばたき振戦)は、上肢を前方に水平挙上させ、手関節を背屈して指を広げた姿勢を保持させて観察します。姿勢を保てず、手関節が掌屈方向に不規則に落ちてはすぐに戻る動きがみられれば陽性で、肝性脳症などの代謝性脳症でみられます。呼吸数は30秒から1分間測定し、血圧は安静にして会話を避けて測定します。握力は前腕や手の筋力の評価で、内頸静脈の観察は45度程度の半座位で行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成