35歳の男性。昨日からの腹痛で受診した。研修医が仰臥位で腹部の診察を行う。腸の動…
35歳の男性。昨日からの腹痛で受診した。研修医が仰臥位で腹部の診察を行う。腸の動きを示す音を正しく評価し、痛みを強めずに診察を進めるための手技の順序として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 視診 → 打診 → 触診 → 聴診聴診を最後にすると、打診や触診の刺激で腸の動きが変わった後の音を聞くことになります。
- ⑵ 触診 → 視診 → 聴診 → 打診最初に触れると痛みで腹筋が緊張し、その後の所見がとりにくくなります。視診も先に行います。
- ⑶ 視診 → 聴診 → 打診 → 触診触れる前に聴診を行うと腸の動きに影響を与えずに音を評価でき、痛い部位の触診を最後に回せます。
- ⑷ 視診 → 触診 → 打診 → 聴診先に触診や打診をすると腸が刺激されて音が変わり、正しく評価できません。
- ⑸ 打診 → 触診 → 視診 → 聴診視診を後に回すと腹部の膨らみや手術痕などを見落としやすく、聴診も刺激の後になってしまいます。
解説
視診、聴診、打診、触診の順が最も適切です。腹部の診察では、まず腹部の形や膨らみ、手術の痕を視診で確かめます。次に、手で刺激を加える前に聴診を行い、腸の動きを示す音を本来の状態で評価します。その後に打診でガスや液体の分布を調べ、最後に触診を行います。触診は痛みの少ない部位から始め、痛む部位は最後に触れると、腹筋の緊張を防いで所見がとりやすくなります。
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