疾患とその原因の組合せで誤っているのはどれか。
疾患とその原因の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ 肝細胞癌 ― 肝硬変肝細胞癌の多くは慢性肝炎や肝硬変を背景に発生するため、正しい組合せです。
- ⑵ 食道腺癌 ― Barrett 食道胃酸逆流で生じる円柱上皮化生で、食道腺癌の前癌病変として正しい組合せです。
- ⑶ 胆道癌 ― 先天性胆道拡張症膵液の胆道内逆流などにより胆道癌の発生率が高く、正しい組合せです。
- ⑷ 膵管癌 ― 膵・胆管合流異常症膵・胆管合流異常症が高率に引き起こすのは胆道癌(特に胆嚢癌)で、膵管癌ではありません。
- ⑸ 胃癌 ― ヘリコバクター・ピロリ感染症ピロリ菌感染は萎縮性胃炎を経て胃癌の主な原因となり、正しい組合せです。
解説
正解は⑷です。膵・胆管合流異常症は膵液が胆道へ逆流するため、胆道癌(特に胆嚢癌)の危険因子であり、膵管癌の原因として位置づけられるものではありません。他の組合せは正しく、肝硬変は肝細胞癌の発生母地、Barrett食道は食道腺癌の前癌病変、先天性胆道拡張症は胆道癌、ヘリコバクター・ピロリ感染は胃癌の主要な原因です。膵癌の危険因子としては喫煙、糖尿病、慢性膵炎、膵管内乳頭粘液性腫瘍などが挙げられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成