68歳の男性。広い範囲の急性心筋梗塞で入院中、血圧が78/48 mmHgに下がり…
68歳の男性。広い範囲の急性心筋梗塞で入院中、血圧が78/48 mmHgに下がり、手足が冷たく湿り、尿量が減った。ショックの原因を見分けるために診察している。心臓のポンプの働きの低下によるショックを示す所見として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 首の静脈がつぶれて、見えにくくなっている首の静脈がつぶれるのは、出血や脱水で血液の量が減ったショックの特徴です。
- ⑵ 全身にじんま疹が出て、のどがかゆいじんま疹とのどの症状はアナフィラキシーによるショックの特徴です。
- ⑶ 手足の皮膚が温かく、赤みを帯びている皮膚が温かく赤いのは、血管が広がる敗血症などのショックの特徴です。
- ⑷ 首の静脈がふくらんで見える心臓のポンプの働きが落ちると、血液が心臓に戻ってもうまく送り出せず、静脈に血液がとどまって首の静脈がふくらみます。
- ⑸ 両方の肺の下の方で、細かい水泡音が聞こえる左心室の働きが落ちると肺に血液がうっ滞し、肺の水がたまって水泡音が聞こえます。
解説
適切なのは、首の静脈がふくらんで見えることと、両方の肺の下の方で細かい水泡音が聞こえることの2つです。心原性ショックでは、心臓のポンプの働きが落ちて全身に十分な血液を送れず、手足の冷感、尿量の減少、意識の変化が起こります。一方で、心臓に戻ってくる血液はうっ滞し、首の静脈の怒張や肺のうっ血が現れます。出血によるショックでは首の静脈はつぶれ、敗血症によるショックでは皮膚が温かくなる点で見分けられます。
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