72歳の男性。左膝の変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を受けることになった。…
72歳の男性。左膝の変形性膝関節症に対して人工膝関節置換術を受けることになった。手術室で麻酔がかかり、執刀を始めようとしている。手術部位の取り違えを防ぐために、このとき行う対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 執刀医の記憶に頼り、前日の説明で確認した側をそのまま手術する個人の記憶に頼る方法は誤りが起きやすく、取り違えを防ぐ仕組みになりません。
- ⑵ 手術する側の確認を麻酔の導入後は省き、病棟での確認の記録を信頼して進める病棟から手術室までの間に取り違えが起きることもあり、執刀前の確認は欠かせません。
- ⑶ 手術が終わったあとにエックス線写真を撮影し、正しい側を手術したかを確かめて記録する手術後に確かめても、取り違えが起きたあとでは害を防げません。
- ⑷ 執刀を急ぐため、確認は器械出しの看護師ひとりに任せて執刀医は準備を続ける確認は手術に関わるチーム全員で行うことで、見落としを減らせます。
- ⑸ 執刀の直前に手を止め、チーム全員で患者名、術式、手術する側を声に出して確かめる執刀直前の一時停止で全員が患者、術式、部位を確認する手順は、患者や部位の取り違えを防ぐ効果的な方法です。
解説
最も適切なのは、執刀の直前に手を止めて、チーム全員で患者名、術式、手術する側を声に出して確かめることです。この手順はタイムアウトと呼ばれ、患者や手術部位の取り違えを防ぐ基本的な安全対策です。手術前に部位に印を付けることと組み合わせて行います。個人の記憶に頼る、ひとりに任せる、病棟での記録だけを信じる、手術後に確かめるといった方法では、取り違えを確実に防ぐことは難しいです。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。