45歳の男性。2か月前から右肘の外側が痛み、タオルをしぼるときや、やかんを持ち上…
45歳の男性。2か月前から右肘の外側が痛み、タオルをしぼるときや、やかんを持ち上げるときに痛みが強くなる。けがの覚えはない。肘の外側の骨の出っ張りの少し下に圧痛がある。肘の曲げ伸ばしの範囲は正常で、腫れや熱感はない。この痛みを誘発する診察の方法として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 肘を伸ばして手首を反らす方向に力を入れてもらい、医師がそれを押し返す。手首を反らす筋は肘の外側に付着しており、抵抗を加えると付着部の炎症で外側に痛みが出ます。
- ⑵ 肘の内側の溝を指で軽くたたき、薬指と小指に響くしびれが出るかを見る。これは肘の内側で尺骨神経の障害を見る方法です。痛みは外側にあります。
- ⑶ 腕を横から真上まで挙げてもらい、途中で痛みが強くなる角度があるかを見る。これは肩の腱板の障害を見る方法で、肘の外側の痛みの評価には使いません。
- ⑷ 手首を手のひら側に深く曲げた姿勢を1分間保ってもらい、指のしびれを見る。これは手根管で正中神経が圧迫されているかを見る方法で、肘の外側の痛みは評価できません。
- ⑸ 親指を握り込んで手首を小指側に曲げ、手首の親指側に痛みが出るかを見る。これは手首の親指側の腱鞘炎を見る方法で、肘の外側の痛みとは部位が違います。
解説
肘を伸ばして手首を反らす方向に力を入れてもらい、医師がそれを押し返す方法が適切です。肘の外側の骨の出っ張りには、手首や指を反らす筋が付着しています。物をしぼる、持ち上げるといった動作を繰り返すと、この付着部に炎症や変性が起こり、上腕骨外側上顆炎となります。手首を反らす力に抵抗を加えると、付着部が引っ張られて肘の外側に痛みが誘発されます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。