45歳の男性。久しぶりにバドミントンをしていて、後ろへ踏み込んだ瞬間に右のかかと…
45歳の男性。久しぶりにバドミントンをしていて、後ろへ踏み込んだ瞬間に右のかかとの上を後ろから蹴られたような衝撃を感じ、その後うまく歩けなくなった。かかとの上の部分にくぼみを触れる。うつ伏せで膝を曲げてもらい、右のふくらはぎを手で強くつかんだ。この診察で予想される所見として最も適切なのはどれか。
- ⑴ ふくらはぎをつかんでも、足首はつま先の方へ動かない。アキレス腱が切れていると、ふくらはぎの筋を縮めても力がかかとに伝わらず、足首は底屈しません。
- ⑵ かかとを軽くたたくと、すねの骨に沿って痛みが響く。下肢の骨折を疑うときに見る所見で、腱が切れたかどうかは分かりません。
- ⑶ ふくらはぎをつかむと、足首が反対側より強く甲の方へ反る。ふくらはぎの筋は足首を底屈させる筋で、つかんで甲の方へ反ることはありません。
- ⑷ すねの骨を前に引くと、反対側より大きく前へずれる。すねの骨が前にずれるのは膝の前十字靱帯の損傷を調べる所見で、この部位とは違います。
- ⑸ 足首を内側にひねると、外くるぶしの前に強い痛みが出る。足関節の外側の靱帯を痛めたときの所見で、かかとの上のくぼみとは関係しません。
解説
ふくらはぎをつかんでも足首がつま先の方へ動かないことが予想されます。ふくらはぎの筋はアキレス腱を介してかかとの骨につながり、足首を底屈させます。腱が切れると、ふくらはぎをつかんで筋を縮めても力がかかとに伝わりません。中年の人がスポーツ中に後ろから蹴られたような衝撃を感じ、かかとの上にくぼみを触れる経過が典型です。ギプスや手術で治療します。
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