健康診断の結果から控えるよう指導するのはどれか。
次の文を読み52、53 の問いに答えよ。A さん(45 歳、女性、会社員)。夫と2人暮らし。A さんが勤務する会社では保健師が職員の健康管理のために面接による相談事業を実施している。A さんは定期健康診断を受診し、結果は身長160 cm、体重55 kg、BMI 21、血圧118/70 mmHg。トリグリセリド90 mg/dL、HDL コレステロール70 mg/dL、LDL コレステロール139 mg/dL、HbA1c 5.0 %、AST 〈GOT〉 20 IU/L、ALT 〈GPT〉 15 IU/L、γ-GTP 20IU/L であった。既往歴に特記すべきことはなく、現在治療中の疾患はない。飲酒はビール350 mL/日を週5日、喫煙はしていない。
健康診断の結果から控えるよう指導するのはどれか。
- ⑴ 食物繊維食物繊維はコレステロールの吸収を抑えるため、むしろ積極的に摂ります。
- ⑵ 飽和脂肪酸飽和脂肪酸の摂りすぎはLDLコレステロールを上げるため、控える指導が必要です。
- ⑶ アルコール飲酒に関する問題は示されておらず、控えるよう指導する根拠がありません。
- ⑷ 総エネルギー量BMIは21と標準であり、総エネルギー量を制限する必要はありません。
解説
正解は⑵です。Aさんは身長160cm、体重55kg、BMI21と体格は標準で血圧も正常ですが、脂質の値に異常がみられます。LDLコレステロールを上げる最大の要因は飽和脂肪酸の摂りすぎであるため、肉の脂身やバターなどを控えるよう指導します。体格が標準であるため総エネルギー量の制限は必要なく、食物繊維はむしろ積極的に摂るよう勧めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成