プロジェクトチームで検討した結果、地域における自殺予防の意識を高め、支援者を増や…
次の文を読み50、51 の問いに答えよ。A 県では50 歳代の男性の自殺が増加傾向にあり、自殺予防対策の必要性が検討された。自殺者数が多いB 市において、県と市が共催で自殺予防事業を実施することになった。
プロジェクトチームで検討した結果、地域における自殺予防の意識を高め、支援者を増やすため、ゲートキーパー養成の事業を実施することになった。まずは、市職員を対象に養成講座を実施し、民生委員やボランティアなどへ対象を段階的に広げてゲートキーパーを増やしていくこととした。講座の受講者からは「自殺予防の必要性を強く感じた」、「自殺予防のために自分にもできることがあることが分かった」などの意見が多く聞かれ、受講者数も増え続けたため、B 市ではこの事業を継続することにした。B 市での事業の結果を受けて、A 県で検討する内容として適切なのはどれか。
- ⑴ 自死遺族の相談事業自死遺族の相談事業も重要ですが、今回の結果から導かれる検討内容ではありません。
- ⑵ 他市町村への事業の展開成果が確かめられた事業を他の市町村へ広げることが、県の立場での次の検討になります。
- ⑶ ハイリスク者への家庭訪問ハイリスク者への訪問は市町村が行う個別支援で、県の事業展開とは異なります。
- ⑷ 50 歳代男性への質問紙調査質問紙調査は実態把握の手段で、事業の成果を受けた検討内容ではありません。
解説
正解は⑵です。B市でのゲートキーパー養成事業は受講者の反応も良く、受講者数も増え続けて継続が決まりました。県の立場では、この成果を一つの市にとどめず、他の市町村へ広げていくことを検討するのが自然な流れになります。遺族の相談事業やハイリスク者への訪問、質問紙調査も自殺対策の取り組みですが、この結果を受けて検討する内容ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成