尿検査で、尿潜血を伴わないタンパク尿を呈しやすいのはどれか。2つ選べ。
尿検査で、尿潜血を伴わないタンパク尿を呈しやすいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 腎盂腎炎腎盂腎炎は細菌感染症で、膿尿や細菌尿が主な所見であり、高度なタンパク尿は呈しにくいです。
- ⑵ 微小変化群微小変化群は選択的な大量のタンパク尿を呈し、血尿はほとんど伴いません。
- ⑶ ループス腎炎ループス腎炎は免疫複合体による糸球体の炎症で、タンパク尿とともに血尿を伴うことが多いです。
- ⑷ 半月体形成性糸球体腎炎半月体形成性糸球体腎炎は糸球体の強い炎症と破綻を伴い、血尿が顕著にみられます。
- ⑸ 糖尿病性腎症糖尿病性腎症はアルブミン尿からタンパク尿へと進行し、通常は血尿を伴いにくい疾患です。
解説
正解は⑵と⑸です。微小変化群はネフローゼ症候群の代表的な原因で、糸球体基底膜の陰性荷電が失われることにより選択的に大量のタンパク尿が出ますが、糸球体の炎症や破綻が少ないため血尿はほとんどみられません。糖尿病性腎症も、糸球体の硬化に伴ってアルブミン尿から持続性タンパク尿へと進行し、通常は血尿を伴いにくい疾患です。一方、ループス腎炎や半月体形成性糸球体腎炎は糸球体の炎症で血尿を伴いやすく、腎盂腎炎では膿尿や細菌尿が中心です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成