医療安全の観点から、一般病棟や外来処置室での常備を避けることが望ましい薬剤はどれ…
医療安全の観点から、一般病棟や外来処置室での常備を避けることが望ましい薬剤はどれか。1つ選べ。
- ⑴ リドカイン塩酸塩静脈内注射用 2 %リドカイン静注用は心室性不整脈の救急処置に用いるため、救急カートに常備されることがあります。
- ⑵ アドレナリン注射液 0.1%アドレナリン注射液は心停止やアナフィラキシーの救急処置に必要で、常備が望まれます。
- ⑶ d-クロルフェニラミンマレイン酸塩注射液 0.5%d-クロルフェニラミン注射液はアレルギー症状への対応に用いられ、常備しても危険性は高くありません。
- ⑷ L-アスパラギン酸カリウム注射液 10 mEq/10 mL高濃度カリウム製剤は誤った急速静注で心停止を起こすおそれがあり、病棟での常備を避けるべき薬剤です。
- ⑸ アトロピン硫酸塩注射液 0.05%アトロピン注射液は徐脈などの救急処置に用いるため、救急カートに常備されます。
解説
正解は⑷です。L-アスパラギン酸カリウム注射液などの高濃度カリウム製剤は、希釈せずに静注したり急速投与したりすると、高カリウム血症による心停止を起こすおそれがあるハイリスク薬です。誤投与を防ぐため、一般病棟や外来処置室での常備は避け、薬剤部で管理することが推奨されています。リドカイン、アドレナリン、d-クロルフェニラミン、アトロピンは不整脈、アナフィラキシー、徐脈などへの救急対応で迅速に用いるため、救急カートなどに常備されることが多い薬剤です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成