ペムブロリズマブを投与する際に、コンパニオン診断薬によって検査する遺伝子変異ある…
ペムブロリズマブを投与する際に、コンパニオン診断薬によって検査する遺伝子変異あるいはタンパク質として正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ BRCA1/2 遺伝子変異BRCA1/2遺伝子変異はオラパリブなどPARP阻害薬のコンパニオン診断の対象です。
- ⑵ EGFR 遺伝子変異EGFR遺伝子変異はゲフィチニブやオシメルチニブなどの投与判断に用いられます。
- ⑶ KRAS/NRAS 遺伝子変異KRAS/NRAS遺伝子変異はセツキシマブなど抗EGFR抗体の投与判断に用いられます。
- ⑷ HER2 タンパク質HER2タンパク質はトラスツズマブなど抗HER2薬の投与判断に用いられます。
- ⑸ PD-L1 タンパク質ペムブロリズマブは抗PD-1抗体で、腫瘍のPD-L1タンパク質発現をコンパニオン診断薬で調べます。
解説
正解は⑸です。ペムブロリズマブは抗PD-1抗体の免疫チェックポイント阻害薬で、がん細胞のPD-L1とT細胞のPD-1の結合を阻害し、T細胞の抗腫瘍免疫を回復させます。非小細胞肺がんなどでは、コンパニオン診断薬(免疫組織化学染色)により腫瘍組織のPD-L1タンパク質の発現率を調べて適応を判断します。BRCA1/2遺伝子変異はPARP阻害薬、EGFR遺伝子変異はEGFRチロシンキナーゼ阻害薬、KRAS/NRAS遺伝子変異は抗EGFR抗体、HER2タンパク質はトラスツズマブの投与判断に用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成