クロストリディオイデス・ディフィシル(Clostridioides diffic…
クロストリディオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile)による偽膜性大腸炎の治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ クラリスロマイシンクラリスロマイシンはマクロライド系で、C. difficile感染症の治療薬ではありません。
- ⑵ レボフロキサシンレボフロキサシンはニューキノロン系で、本症の誘因となり得ます。
- ⑶ アモキシシリンアモキシシリンなどのβ-ラクタム系薬は、偽膜性大腸炎の誘因となり得ます。
- ⑷ メトロニダゾールメトロニダゾールは嫌気性菌に有効で、C. difficileによる偽膜性大腸炎の治療に用いられます。
- ⑸ ミノサイクリンミノサイクリンはテトラサイクリン系で、本症の治療薬ではありません。
解説
正解は⑷です。クロストリディオイデス・ディフィシルは抗菌薬投与で腸内細菌叢が乱れた際に増殖し、毒素を産生して偽膜性大腸炎を起こします。治療には、原因となった抗菌薬を可能なら中止したうえで、メトロニダゾールやバンコマイシンの経口投与、フィダキソマイシンが用いられます。クラリスロマイシン、レボフロキサシン、アモキシシリン、ミノサイクリンなどの広域抗菌薬は、むしろ本症の誘因となり得るため治療には用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成