糖尿病合併妊娠において血糖コントロールに用いられるのはどれか。1つ選べ。
糖尿病合併妊娠において血糖コントロールに用いられるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ スルホニル尿素薬スルホニル尿素薬は胎盤を通過し新生児低血糖などのおそれがあり、妊娠中は原則として用いません。
- ⑵ チアゾリジン薬チアゾリジン薬(ピオグリタゾン)は妊婦への投与が禁忌とされています。
- ⑶ ビグアナイド薬ビグアナイド薬は妊娠中の安全性が確立しておらず、我が国では妊婦への投与は禁忌です。
- ⑷ グリニド薬グリニド薬も妊娠中の安全性が確立しておらず、妊婦には投与しないこととされています。
- ⑸ インスリン製剤インスリンは胎盤をほとんど通過せず用量調節しやすいため、妊娠中の血糖管理の基本となります。
解説
正解は⑸です。糖尿病合併妊娠では、厳格な血糖管理が胎児の先天異常や巨大児、母体の合併症を防ぐために重要で、食事療法で不十分な場合はインスリン製剤を用います。インスリンは分子量が大きく胎盤をほとんど通過しないため、胎児への影響が少なく、用量調節もしやすいのが利点です。スルホニル尿素薬、チアゾリジン薬、ビグアナイド薬、グリニド薬などの経口血糖降下薬は、胎盤移行や胎児への安全性が確立していないため、妊娠中の使用は原則として避け、インスリンへ切り替えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成