汚染されたヒト乾燥硬膜の使用により感染した疾患であって、生物由来製品感染等被害救…
汚染されたヒト乾燥硬膜の使用により感染した疾患であって、生物由来製品感染等被害救済制度の創設の契機となったのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 成人T 細胞白血病成人T細胞白血病はHTLV-1による疾患で、乾燥硬膜とは関係しません。
- ⑵ クロイツフェルト・ヤコブ病汚染されたヒト乾燥硬膜で感染し、救済制度創設の契機となったので正答です。
- ⑶ トキソプラズマ症トキソプラズマ症は原虫感染症で、ヒト乾燥硬膜による薬害ではありません。
- ⑷ 大腿四頭筋短縮症大腿四頭筋短縮症は筋肉内注射の繰り返しによる障害です。
- ⑸ 後天性免疫不全症候群後天性免疫不全症候群は非加熱血液製剤による薬害エイズが知られますが、乾燥硬膜とは関係しません。
解説
正解は⑵です。脳外科手術などで用いられた輸入ヒト乾燥硬膜が異常プリオンに汚染されていたため、多くの患者がクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)を発症しました。この薬害を契機に生物由来製品の安全対策が強化され、平成16年に生物由来製品感染等被害救済制度が創設されました。この制度は、生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず感染症にかかった人を救済するものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成