フルオロウラシルとの相互作用により市販直後に多数の死亡例が発生した薬害・事件に関…
フルオロウラシルとの相互作用により市販直後に多数の死亡例が発生した薬害・事件に関わるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ソリブジンソリブジンの代謝物がフルオロウラシルの分解を阻害し、市販直後に多数の死亡例を生じました。
- ⑵ サリドマイドサリドマイドは妊婦の服用による四肢の奇形などの催奇形性が問題となった薬害です。
- ⑶ クロロキンクロロキンは長期服用による網膜症が問題となった薬害です。
- ⑷ キノホルムキノホルムは亜急性脊髄視神経症(スモン)の原因となった薬害です。
- ⑸ ゲフィチニブゲフィチニブは発売後の間質性肺炎による死亡例が問題となった事例です。
解説
正解は⑴です。ソリブジンは1993年に発売された抗ウイルス薬で、その代謝物がフルオロウラシルの分解酵素であるジヒドロピリミジン脱水素酵素を不可逆的に阻害しました。そのためフルオロウラシル系抗がん薬を服用中の患者で血中濃度が著しく上がり、骨髄抑制などにより発売直後に多くの死亡例が出ました。サリドマイドは催奇形性、クロロキンは網膜症、キノホルムはスモン、ゲフィチニブは間質性肺炎に関わる薬害・事件です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成