構造粘性を有する製剤でみられる、下図のレオグラムを示す現象はどれか。1つ選べ。D…
構造粘性を有する製剤でみられる、下図のレオグラムを示す現象はどれか。1つ選べ。D下降曲線せん断速度上昇曲線せん断応力 S
- ⑴ クリープクリープは一定の応力を加え続けたときにひずみが時間とともに増加する現象です。
- ⑵ チキソトロピーせん断で構造が壊れて粘度が下がり、静置で回復する現象で、ヒステリシスループを描くので正答です。
- ⑶ 応力緩和応力緩和は一定のひずみを与えた後、応力が時間とともに減少する現象です。
- ⑷ ダイラタンシーダイラタンシーはせん断速度が大きくなると粘度が増す現象で、ループはチキソトロピーと逆向きです。
- ⑸ コアセルベーションコアセルベーションは高分子溶液が濃厚相と希薄相に分離する現象で、マイクロカプセル化に用います。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。チキソトロピーは、かき混ぜたり振ったりしてせん断を加えると粘度が下がり、静置すると時間をかけて元の構造と粘度が回復する現象です。レオグラム上では、せん断速度を上げる上昇曲線と下げる下降曲線が一致せず、下降曲線が上昇曲線より左側にずれたヒステリシスループを描きます。懸濁剤や軟膏などで、使用時は流れやすく保存時は沈降しにくい性質として利用されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成