タンドスピロンの抗不安作用に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
タンドスピロンの抗不安作用に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
- ⑴ ドパミンD2 受容体ドパミンD2受容体遮断は抗精神病薬の作用で、タンドスピロンの抗不安作用の作用点ではありません。
- ⑵ γ-アミノ酪酸GABAA 受容体GABAA受容体に作用するのはベンゾジアゼピン系抗不安薬で、タンドスピロンは作用しません。
- ⑶ ニコチン性アセチルコリン受容体ニコチン性アセチルコリン受容体はタンドスピロンの作用点ではありません。
- ⑷ セロトニン5-HT1A 受容体5-HT1A受容体の部分刺激により抗不安作用を示すので正答です。
- ⑸ ヒスタミンH1 受容体ヒスタミンH1受容体遮断はヒドロキシジンなどの抗不安・鎮静作用の機序です。
解説
正解は⑷です。タンドスピロンはアザピロン系の抗不安薬で、セロトニン5-HT1A受容体の部分刺激薬として働きます。縫線核のシナプス前自己受容体や海馬などの後シナプス受容体に作用してセロトニン神経系の過剰な活動を調節し、不安を和らげます。ベンゾジアゼピン系と異なりGABAA受容体に作用しないため、筋弛緩、依存、鎮静などが少ない一方、効果発現に数週間かかるという特徴があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成