この薬局では、この健康食品以外にも複数の健康食品を取り扱っており、店舗内での健康…
21 歳男性。スポーツ競技者。花粉症による鼻炎症状がつらく、練習に影響するので自分で何か良いものはないかと調べたところ、ある健康食品が良いとインターネット上で評判になっていることを知り、当該健康食品について相談するため薬局を訪れた。この競技者から、ドーピング禁止物質(注)は摂取できないという申し出があり、薬剤師が対応した。(注) ドーピング禁止物質:世界アンチ・ドーピング機構が定める禁止表に記載されている物質
この薬局では、この健康食品以外にも複数の健康食品を取り扱っており、店舗内での健康食品の広告を検討している。次のうち、医薬品的な効果に該当せず、医薬品でなくても広告が可能なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ がんの治癒がんの治癒は疾病の治療を目的とする効能効果で、医薬品的な効能効果に該当します。
- ⑵ 花粉症の予防花粉症の予防は疾病の予防を目的とする効能効果で、医薬品的な効能効果に該当します。
- ⑶ 健康維持健康維持は、医薬品的な効能効果に該当しない表現とされ、医薬品でなくても広告が可能です。
- ⑷ 細胞の活性化細胞の活性化は身体の組織機能の増強・増進にあたり、医薬品的な効能効果に該当します。
- ⑸ 肝機能の向上肝機能の向上は身体の組織機能の増強にあたり、医薬品的な効能効果に該当します。
解説
正解は⑶です。いわゆる健康食品の広告では、疾病の治療や予防を目的とする効能効果や、身体の組織機能の一般的増強・増進を主たる目的とする効能効果を表示すると、医薬品的な効能効果とみなされ、医薬品の無承認広告として薬機法に抵触します。がんの治癒は疾病の治療、花粉症の予防は疾病の予防、細胞の活性化や肝機能の向上は身体機能の増強にあたります。一方、健康維持は医薬品的な効能効果に該当しない表現とされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成