この薬の有効成分に関する説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
男性がかぜ症状を訴えて来局した。この薬局の薬剤師は男性の症状、既往歴、アレルギー歴、併用薬などを確認し、ある一般用医薬品を選択して男性に勧め、選択した医薬品に含まれる成分の効能を説明した。なお、選択した医薬品は指定第2 類医薬品であり、濫用等のおそれのある医薬品に該当する。<選択した一般用医薬品に含まれる成分>アセトアミノフェンアンブロキソール塩酸塩L-カルボシステインジヒドロコデインリン酸塩クロルフェニラミンマレイン酸塩リボフラビン(ビタミンB2)
この薬の有効成分に関する説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ アセトアミノフェンは、発熱、頭痛、喉の痛み等、熱と痛みを鎮めます。アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分で、発熱や頭痛、喉の痛みなどを鎮めます。
- ⑵ アンブロキソール塩酸塩は、咳の原因となる喉にからまるしつこい痰を出しやすくします。アンブロキソールは気道の分泌や線毛運動を促し、喉にからむ痰を出しやすくする去痰成分です。
- ⑶ L-カルボシステインは、咳中枢に働き、咳を鎮めます。L-カルボシステインは気道粘液を正常化する去痰成分で、咳中枢に働くのはジヒドロコデインです。
- ⑷ ジヒドロコデインリン酸塩は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を抑えます。ジヒドロコデインは咳中枢に働く鎮咳成分で、くしゃみや鼻水を抑えるのはクロルフェニラミンです。
- ⑸ リボフラビンは、気道粘液・粘膜を正常な状態に近づけます。リボフラビンはビタミンB2の補給成分で、気道粘液・粘膜を正常に近づける作用はL-カルボシステインのものです。
解説
正解は⑴と⑵です。アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分で、発熱や頭痛、喉の痛みを和らげます。アンブロキソールは肺表面活性物質の分泌や線毛運動を促進して、からんだ痰を出しやすくする去痰成分です。L-カルボシステインは気道粘液の成分を正常化し粘膜を修復する去痰成分で、咳中枢に作用するのはジヒドロコデインです。くしゃみや鼻水を抑えるのは抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンで、リボフラビンは発熱時などに消耗するビタミンB2を補う成分です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成