処方薬を使用する際に、定期的に検査する必要がある項目はどれか。1つ選べ。
65 歳女性。腰背部痛のため近隣の整形外科クリニックを受診したところ、骨粗しょう症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。(処方1 )エルデカルシトールカプセル0.75 μg 1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)1 日1 回 朝食後 14 日分(処方2 )アセトアミノフェン錠300 mg 1 回1 錠痛みが強い時 10 回分(10 錠)(処方3 )ジクロフェナクNa テープ30 mg(10 × 14 cm 非温感)2 袋(7 枚/袋)1 回1 枚 痛いところに貼付
処方薬を使用する際に、定期的に検査する必要がある項目はどれか。1つ選べ。
- ⑴ エルデカルシトールの血中濃度エルデカルシトールの血中濃度は日常診療で定期的に測定されるものではなく、効果や安全性は血清カルシウムで確認します。
- ⑵ 血清カルシウム活性型ビタミンD3製剤は高カルシウム血症を起こすことがあるため、血清カルシウムの定期的な測定が必要です。
- ⑶ 血中TSH(甲状腺刺激ホルモン)TSHは甲状腺機能の指標で、本処方のいずれの薬剤でも定期的な測定は求められていません。
- ⑷ 血清カリウム血清カリウムの定期検査が必要な薬剤は本処方に含まれていません。
- ⑸ 血糖本処方の薬剤は血糖値に大きな影響を与えないため、定期的な血糖測定は必要ありません。
解説
正解は⑵です。エルデカルシトールは活性型ビタミンD3製剤で、腸管からのカルシウム吸収を促進して骨量を増やしますが、副作用として高カルシウム血症を起こすことがあります。高カルシウム血症では倦怠感、口渇、食欲不振などがみられ、急性腎障害につながることもあるため、投与中は定期的に血清カルシウムを測定します。エルデカルシトール自体の血中濃度を日常的に測定することはなく、TSHやカリウム、血糖も本処方で定期的に調べる必要はないと考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成