血液製剤による感染被害の救済制度に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染と薬害エイズに関する以下の問いに答えよ。
血液製剤による感染被害の救済制度に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 適正な使用目的に従い適正に使用された場合の感染被害の救済を目的としている。適正な使用目的に従い適正に使用された生物由来製品による感染被害の救済を目的としており、正しい記述です。
- ⑵ 給付金は、原因となった血液製剤の製造販売業者が全額負担する。給付の財源は生物由来製品の製造販売業者全体が納付する拠出金で、原因製品の業者が全額負担するのではありません。
- ⑶ 医療費給付の対象は、入院を要する程度以上の感染被害である。医療費・医療手当は、入院を要する程度以上の感染被害に対して給付されます。
- ⑷ 葬祭料や遺族年金に関する給付項目は含まれていない。給付には遺族年金、遺族一時金、葬祭料なども含まれます。
- ⑸ 製造販売業者の過失が裁判によって証明された場合に救済の対象となる。この制度は製造販売業者の過失の有無を問わず救済するもので、裁判での過失の証明は不要です。
解説
正解は⑴と⑶です。生物由来製品感染等被害救済制度は、医薬品医療機器総合機構法に基づき、適正な使用目的に従い適正に使用された生物由来製品(血液製剤など)を介した感染等による健康被害を迅速に救済する制度です。医療費・医療手当の給付は入院を要する程度の感染被害が対象で、障害年金、遺族年金、遺族一時金、葬祭料なども含まれます。給付の財源は製造販売業者全体からの拠出金で賄われ、製造販売業者の過失の証明は救済の要件ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成