ポリカルボフィルカルシウムが適用される疾患はどれか。1つ選べ。
ポリカルボフィルカルシウムが適用される疾患はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 術後イレウス術後イレウスなど急性腹部疾患には禁忌とされ、ポリカルボフィルカルシウムの適用ではありません。
- ⑵ 高カルシウム血症カルシウムを含むため、高カルシウム血症の患者には禁忌です。
- ⑶ 過敏性腸症候群ポリカルボフィルカルシウムは便の水分を調整し、過敏性腸症候群の下痢・便秘の両方に用いられます。
- ⑷ 腎不全腎不全ではカルシウムの排泄が低下するため禁忌とされ、適用疾患ではありません。
- ⑸ 虫垂炎虫垂炎は外科的治療や抗菌薬で治療する急性腹症であり、ポリカルボフィルカルシウムの適用ではありません。
解説
正解は⑶です。ポリカルボフィルカルシウムは、胃内の酸性条件でカルシウムが外れてポリカルボフィルとなり、小腸や大腸の中性条件下で高い吸水性を示してゲル化します。その結果、下痢のときは便中の過剰な水分を吸収し、便秘のときは便に水分を保持させて便の硬さを調整するため、過敏性腸症候群の便通異常に用いられます。カルシウムを含むため高カルシウム血症や腎不全の患者には禁忌であり、急性腹部疾患である術後イレウスや虫垂炎にも用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成