食道静脈瘤に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
食道静脈瘤に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 肝硬変患者に好発する。肝硬変による門脈圧亢進で生じることが多く、肝硬変患者に好発するので正答です。
- ⑵ 硝酸薬が危険因子である。硝酸薬は門脈圧を下げる目的で用いられることがあり、危険因子ではありません。
- ⑶ 門脈圧の上昇がみられる。門脈圧が上昇して側副血行路が発達するために生じるので正答です。
- ⑷ 典型的な症状に呑酸がある。呑酸は胃食道逆流症の典型的な症状で、食道静脈瘤は破裂までほぼ無症状です。
- ⑸ 出血がなければ経過観察する。出血がなくても破裂リスクが高い場合は予防的な内視鏡治療を行います。
解説
正解は⑴と⑶です。食道静脈瘤は、肝硬変などで門脈圧が上昇し、側副血行路として食道の粘膜下の静脈が拡張・蛇行して生じます。多くは破裂するまで無症状で、破裂すると大量の吐血を起こし生命にかかわります。そのため出血がなくても、発赤所見があるなど破裂リスクが高い場合には内視鏡的静脈瘤結紮術などの予防的治療を行います。呑酸は胃食道逆流症の症状です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成