胆石症の疝痛発作時に、疼痛緩和のために使用される薬物として最も適切なのはどれか。…
胆石症の疝痛発作時に、疼痛緩和のために使用される薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ウルソデオキシコール酸ウルソデオキシコール酸はコレステロール胆石の溶解療法に用いますが、発作時の鎮痛薬ではありません。
- ⑵ エストラジオールエストラジオールは胆汁中コレステロールを増やし、むしろ胆石の危険因子となります。
- ⑶ ブチルスコポラミン臭化物抗コリン作用で胆道平滑筋を弛緩させ、疝痛を和らげるので正答です。
- ⑷ ベザフィブラートベザフィブラートは脂質異常症治療薬で、胆石の形成を促すことがあります。
- ⑸ モルヒネ塩酸塩モルヒネはオッディ括約筋を収縮させて胆道内圧を上げるため、適切ではありません。
解説
正解は⑶です。胆石症の疝痛発作は、胆石が胆嚢管などに嵌頓して胆嚢や胆管の平滑筋が強く収縮することで起こります。ブチルスコポラミン臭化物は抗コリン作用により平滑筋を弛緩させ、疼痛を和らげる鎮痙薬として用いられます。NSAIDsも鎮痛に用いられます。モルヒネはオッディ括約筋を収縮させて胆道内圧を高めるため、疝痛を悪化させるおそれがあり、適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成