薬剤師による歯科受診勧奨に関する記述について、誤っているのはどれか。1つ選べ。
薬剤師による歯科受診勧奨に関する記述について、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 糖尿病患者への歯周病検査の受診勧奨は重要である。記述は正しいです。歯周病と糖尿病は互いに悪化させ合うため、歯周病検査の受診勧奨は重要です。
- ⑵ 顎の腫れを伴う歯痛の場合は、一般用医薬品にて経過観察後、受診勧奨する。誤りです。顎の腫れを伴う歯痛は感染の拡大が疑われ、経過観察ではなく直ちに受診を勧めます。
- ⑶ オーラルフレイル予防と定期歯科検診のため歯科受診勧奨は重要である。記述は正しいです。オーラルフレイル予防や定期歯科検診のための受診勧奨は重要です。
- ⑷ 歯茎から膿がでる症状の場合、直ちに受診勧奨をすべきである。記述は正しいです。歯茎からの排膿は歯周病の進行などが疑われ、直ちに受診勧奨すべきです。
- ⑸ 高齢者では口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防のための受診勧奨は重要である。記述は正しいです。高齢者では口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防につながるため、受診勧奨が重要です。
解説
正解は⑵です。顎の腫れを伴う歯痛は、歯の根の先や周囲の組織に細菌感染が広がった状態が疑われ、放置すると蜂窩織炎などに進むおそれがあります。一般用医薬品で様子を見るのではなく、直ちに歯科の受診を勧める必要があるため、この記述は誤りです。そのほかの記述は正しく、歯周病は糖尿病と相互に悪化させ合うため検査の受診勧奨が重要です。オーラルフレイル予防や定期検診、歯茎からの排膿への早期受診、高齢者の口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防のための受診勧奨も大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成