ソクマル薬剤師

追加投与されたホスフェニトインナトリウム注射液について薬剤師が医療スタッフに情報…

75 歳男性。体重67 kg。農作業中に意識を失い倒れているところを発見され救急外来へ搬送された。痙れん性てんかん重積状態と診断され、ジアゼパム注射液10 mg を投与したが、痙れんが持続したため、ホスフェニトインナトリウム注射液1,500 mg が追加投与された。痙れんが改善した後、ホスフェニトインナトリウム7.5 mg/kg/day で維持された。経口摂取可能となったため以下の処方に変更され、7 日間服用後の患者の定常状態における平均血漿中フェニトイン濃度(Css)は10 μg/mL であった。(処方)フェニトイン散10% 1 回1 g (1 日3 g)1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分
追加投与されたホスフェニトインナトリウム注射液について薬剤師が医療スタッフに情報提供した内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。

解説

正解は⑵と⑸です。ホスフェニトインはフェニトインの水溶性プロドラッグで、生理食塩液や5%ブドウ糖液で希釈して点滴静注します。体内で速やかにフェニトインに変わり、フェニトインは治療域が狭く非線形の体内動態を示すため、血中濃度を定期的に測定して眼振や運動失調などの副作用に注意する必要があります。ホスフェニトインはフェニトイン注射液ほど強いアルカリ性ではなく、強酸性でもありません。不整脈や血圧低下を防ぐため投与速度の上限が定められており、急速投与や動脈内投与は行わないこととされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

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