ソクマル薬剤師

薬剤師は、医師に連絡し処方変更の協議を行った。提案すべき内容として、最も適切なの…

70 歳男性。肺がんによる疼痛があり、以下の処方により、在宅で緩和ケアを行っている。本日、薬剤師が患者宅を訪問し、薬学的管理指導を実施した。(処方1 )オキシコドン徐放錠10 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 12 時間毎に服用 14 日分(処方2 )オキシコドン塩酸塩水和物散5 mg 1 回1 包痛いとき20 回分(20 包)(処方3 )ナルデメジントシル酸塩錠0.2 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分患者に痛みに関する聞き取りを行ったところ、「痛みのコントロールは良好だったが、3 日前から同じ時間帯に突然強い痛みが繰り返し起こるようになった」との情報を得た。突然の痛みの頻度を患者に尋ねたところ、「次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2 時間前に痛みが出始めることが多く、オキシコドン塩酸塩水和物散の服用回数が5 回以上になっている」との情報を得た。なお、処方薬による副作用の症状は出ていない。
薬剤師は、医師に連絡し処方変更の協議を行った。提案すべき内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

解説

正解は⑵です。この患者の突然の痛みは、次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2時間前に繰り返し起こっており、定時薬の効果が切れかかる時間に現れる定時鎮痛薬の切れ目の痛み(end of dose failure)と考えられます。レスキュー薬の使用も1日5回以上と多いことから、ベースとなるオキシコドン徐放錠を増量して血中濃度を保つことが適切です。レスキュー薬を増量しても根本的な対処にならず、トラマドールは鎮痛作用が弱く、副作用もないので様子を見るのは不適切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

この回を通して解く

同じ単元の問題