下図は、我が国におけるある性感染症の報告数(全数把握)の年次推移を示したものであ…
下図は、我が国におけるある性感染症の報告数(全数把握)の年次推移を示したものである。この図に該当する感染症はどれか。1つ選べ。(人)8000 ― 総数7000 ― 男女600050004000報告数(全数把握) 30002000100020052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202021年厚生労働省発生動向調査より作成
- ⑴ 性器クラミジア感染症性器クラミジア感染症は定点把握の五類感染症で、全数把握の報告数の図には当たりません。
- ⑵ 性器ヘルペス感染症性器ヘルペスウイルス感染症は定点把握の対象で、全数把握ではありません。
- ⑶ 尖圭コンジローマ尖圭コンジローマは定点把握の対象で、全数把握の図には当てはまりません。
- ⑷ 梅毒梅毒は全数把握の五類感染症で、2010年代から報告数が急増し2021年に7,000人を超えました。
- ⑸ 後天性免疫不全症候群後天性免疫不全症候群は全数把握ですが、年間報告数は1,000件前後で急増はしていません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。図は全数把握の性感染症で、2010年代前半から報告数が急増し、2021年には7,000人を超える水準になったことを示していると考えられます。この推移に該当するのは梅毒で、男性に多いものの若い女性での増加も目立っています。梅毒は感染症法の五類感染症で全数把握の対象です。性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマは定点把握であり、後天性免疫不全症候群は全数把握ですが年間報告数は1,000件前後で、急増もしていない点で区別できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成