下図は、我が国における胃、肝臓、膵臓、大腸及び肺の悪性新生物による粗死亡率(人口…
下図は、我が国における胃、肝臓、膵臓、大腸及び肺の悪性新生物による粗死亡率(人口10 万対)の年次推移を示したものである。部位a~eの悪性新生物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。男 a 女90 50粗70 粗40 d a死60 b 死 b亡 亡30 e率50 率( (人40 人20口1030 d 口10c c万20 万10対 e 対)10 ― )0 0昭和30 ・ 40 ・ 50 ・ 60 ・平成7・ 17 ・ 27令和3 昭和30 ・ 40 ・ 50 ・ 60 ・平成7・ 17 ・ 27令和3年 1955 '65 '75 '85 '95 2005 '15 '21 年 1955 '65 '75 '85 '95 2005 '15 '21注: 大腸の悪性新生物<腫瘍>は、結腸の悪性新生物<腫瘍>と直腸S 状結腸移行部及び直腸の悪性新生物<腫瘍>を示す。ただし、昭和42 年までは直腸肛門部の悪性新生物を含む。令和3 年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況より引用
- ⑴ aは大腸である。aは男性で最も死亡率が高く増加を続けている部位で、肺にあたります。大腸ではありません。
- ⑵ bの悪性新生物のリスク要因として、食塩の過剰摂取があげられる。bは長期に減少している胃で、食塩の過剰摂取やピロリ菌感染がリスク要因です。
- ⑶ cの悪性新生物が1990 年代後半まで増加した主な要因として、ヒトパピローマウイルス感染が考えられる。1990年代後半まで増加したのは肝臓で、主な要因はC型肝炎ウイルスなどの肝炎ウイルス感染です。
- ⑷ dの悪性新生物のリスク要因として、食生活の欧米化や運動不足などによる肥満があげられる。dは増加している大腸で、食生活の欧米化や運動不足による肥満がリスク要因とされます。
- ⑸ eは肺である。肺は男性で最も高いaにあたり、eは肺ではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑷です。図では、男女とも長期に低下しているbが胃、増加を続けているdが大腸と読み取れます。胃がんのリスク要因には食塩の過剰摂取やヘリコバクター・ピロリ感染があり、大腸がんのリスク要因には食生活の欧米化や運動不足による肥満、飲酒などがあります。男性で最も高いaは肺です。1990年代後半まで増加したのは肝臓で、主な要因はC型肝炎ウイルスなどの感染でありヒトパピローマウイルスではないので、eも肺には当たらないと判断できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成