生活習慣病に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
生活習慣病に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 腹囲が基準値以上であり、血圧、血糖、血清脂質の3 つの診断基準項目のうち、2 項目以上が該当すると、メタボリックシンドロームと診断される。腹囲が基準以上で、血圧・血糖・血清脂質の3項目のうち2項目以上に該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。
- ⑵ 現在、我が国では、2 型糖尿病患者より1 型糖尿病患者が多い。日本の糖尿病患者の9割以上は2型糖尿病で、1型糖尿病の方が少数です。
- ⑶ 糖尿病は、虚血性心疾患や脳梗塞のリスクファクターである。糖尿病は動脈硬化を促進し、虚血性心疾患や脳梗塞の重要なリスクファクターです。
- ⑷ 受動喫煙は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクファクターとはならない。受動喫煙もCOPDのリスクファクターとされています。
- ⑸ HDL-C(高密度リポタンパク質コレステロール)は、脂質異常症の診断基準項目に含まれない。脂質異常症の診断基準には、HDL-C 40 mg/dL未満の低HDLコレステロール血症が含まれます。
解説
正解は⑴と⑶です。日本のメタボリックシンドロームの診断基準では、腹囲が男性85 cm以上・女性90 cm以上で、血圧、血糖、血清脂質のうち2項目以上が基準を満たす場合に診断されます。糖尿病は動脈硬化を進めるため、虚血性心疾患や脳梗塞の重要なリスクファクターです。日本の糖尿病の大部分は2型糖尿病であり、受動喫煙もCOPDのリスクとされます。脂質異常症の診断基準にはHDLコレステロール40 mg/dL未満(低HDL-C血症)が含まれている点も押さえておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成