SFTS に関する説明内容として正しいのはどれか。2つ選べ。
新聞報道で、致死率の高い感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を知った中学生(14 歳)と父親がドラッグストアに来局した。この親子は、夏休みに登山をすることになったので、SFTS とその感染を防ぐための方法を教えて欲しいとの相談があった。
SFTS に関する説明内容として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 感染症法(注)においてSFTS が含まれる四類感染症は、全数報告対象とされている。SFTSは感染症法の四類感染症に分類され、四類感染症はすべて全数報告の対象です。
- ⑵ 原虫によって引き起こされる感染症である。SFTSはSFTSウイルスによるウイルス感染症であり、原虫による感染症ではありません。
- ⑶ ダニが媒介する感染症である。SFTSはウイルスを保有するマダニ(フタトゲチマダニなど)に咬まれることで感染します。
- ⑷ SFTS に対するワクチンがある。日本ではSFTSに対して承認されたワクチンはなく、ダニに咬まれないことが予防の中心です。
- ⑸ 感染者との接触及び血液を介した感染のおそれはない。(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律患者の血液や体液との接触によるヒトからヒトへの感染が報告されており、感染のおそれはないとはいえません。
解説
正解は⑴と⑶です。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染するウイルス感染症です。感染症法では四類感染症に分類され、四類感染症は全数把握対象として、診断した医師は直ちに届け出ます。原虫ではなくウイルスが原因で、日本では承認されたワクチンはありません。患者の血液や体液との接触によるヒトからヒトへの感染や、発症した猫・犬からの感染も報告されているため注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成