リソソーム及びプロテアソームに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
リソソーム及びプロテアソームに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ リソソームは、内部が塩基性のオルガネラで、様々な加水分解酵素を有する。リソソームの内部はプロトンポンプによりpH 5程度の酸性に保たれています。
- ⑵ エンドサイトーシスによりリソソームへ運ばれたタンパク質は、ATP 依存的に分解される。リソソームでの分解は酸性加水分解酵素によるもので、ATP依存的な分解はプロテアソームの特徴です。
- ⑶ プロテアソームは、巨大な筒状のプロテアーゼ複合体であり、ポリユビキチン化されたタンパク質を選択的に分解する。プロテアソームは筒状のプロテアーゼ複合体で、ポリユビキチン化されたタンパク質を選択的に分解します。
- ⑷ プロテアソームは、キラーT 細胞へ提示されるウイルス由来タンパク質の分解に関わる。プロテアソームはウイルス由来タンパク質をペプチドに分解し、MHCクラスⅠを介したキラーT細胞への提示に関わります。
- ⑸ プロテアソームは、オートファゴソーム内に取り込まれて、オートファジーにおけるタンパク質分解を担う。オートファジーでの分解はオートファゴソームと融合したリソソームが担い、プロテアソームではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。プロテアソームは筒状の20Sコア粒子と調節粒子からなる巨大なプロテアーゼ複合体で、ポリユビキチン化されたタンパク質をATP依存的に選択的に分解します。細胞内で作られたウイルスタンパク質もプロテアソームでペプチドに分解され、MHCクラスⅠ分子に載せてキラーT細胞に提示されます。リソソームは内部が酸性で、加水分解酵素が働く分解はATPに依存しません。オートファジーではオートファゴソームがリソソームと融合し、リソソーム酵素で分解されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成