オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対す…
オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対する翻訳後修飾はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アセチル化アセチル化は主にヒストンのリシン残基などに起こる修飾で、Ca²⁺結合能を与えるものではありません。
- ⑵ メチル化メチル化はヒストンのリシン・アルギニン残基などに起こり、Ca²⁺結合とは関係しません。
- ⑶ ミリストイル化ミリストイル化はN末端グリシンへの脂肪酸付加で、膜への局在化に関わります。
- ⑷ リン酸化リン酸化は主にセリン・トレオニン・チロシン残基に起こり、活性調節に関わります。
- ⑸ カルボキシ化ビタミンK依存的にGlu残基がGlaへカルボキシ化され、Ca²⁺結合が可能になるので正答です。
解説
正解は⑸です。オステオカルシンは骨芽細胞が産生する骨基質タンパク質で、ビタミンK依存性のγ-グルタミルカルボキシラーゼによりグルタミン酸残基がγ-カルボキシグルタミン酸(Gla)へとカルボキシ化されます。Glaは2つのカルボキシ基でCa²⁺をキレートできるため、ヒドロキシアパタイトに結合できるようになります。血液凝固因子(Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)も同じ修飾を受け、ワルファリンはこの過程を妨げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成