薬物血中濃度を指標とした治療薬物モニタリング(TDM)の対象とならないのはどれか…
薬物血中濃度を指標とした治療薬物モニタリング(TDM)の対象とならないのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ジゴキシンジゴキシンは治療域が狭く中毒を起こしやすいため、TDMの代表的な対象薬です。
- ⑵ メトホルミンメトホルミンの効果は血糖値やHbA1cで評価し、血中濃度を指標とするTDMの対象にはなりません。
- ⑶ バルプロ酸バルプロ酸は抗てんかん薬として血中濃度を測定して投与量を調整するTDM対象薬です。
- ⑷ リチウムリチウムは治療域と中毒域が近いため、血中濃度のモニタリングが必須の薬です。
- ⑸ バンコマイシンバンコマイシンはトラフ値やAUCを指標に投与設計を行うTDM対象薬です。
解説
正解は⑵です。メトホルミンはビグアナイド系の糖尿病治療薬で、効果は血糖値やHbA1cで評価するため、血中濃度を測る治療薬物モニタリング(TDM)の対象にはなりません。ジゴキシン、バルプロ酸、リチウム、バンコマイシンはいずれも有効域と中毒域が近い、または体内動態の個人差が大きいため、血中濃度を測って投与量を調整し、特定薬剤治療管理料の対象にもなっています。乳酸アシドーシスのリスク管理は腎機能などで行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成