日本薬局方容量分析用標準液0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム液の標定に用いら…
日本薬局方容量分析用標準液0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム液の標定に用いられる標準試薬はどれか。1つ選べ。
- ⑴ I2ヨウ素は昇華しやすく秤量が不安定なため標準試薬にはなりません。ヨウ素液自体がチオ硫酸ナトリウム液で標定される側です。
- ⑵ NaIヨウ化ナトリウムは吸湿性があり、チオ硫酸ナトリウム液の標定の標準試薬としては用いられません。
- ⑶ KIヨウ化カリウムはKIO3と反応してヨウ素を遊離させるための試薬であり、標準試薬ではありません。
- ⑷ KIO4過ヨウ素酸カリウムは日本薬局方のチオ硫酸ナトリウム液の標定に用いる標準試薬ではありません。
- ⑸ KIO3ヨウ素酸カリウムはKIと酸で定量的にヨウ素を遊離させる安定な一次標準物質で、局方の標定に用いられます。
解説
正解は⑸です。日本薬局方では、0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の標定にヨウ素酸カリウム(KIO3)を標準試薬として用います。KIO3をヨウ化カリウムと酸で反応させると一定量のヨウ素が遊離し、これをチオ硫酸ナトリウム液で滴定してファクターを求めます。KIO3は純度が高く安定で秤量しやすいため、一次標準物質に適しています。ヨウ素やヨウ化カリウムは反応試薬であって標準試薬ではない点に注意します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成