白金線を用いた炎色反応で黄赤(橙)色を呈し、その溶液に炭酸アンモニウム試液を加え…
白金線を用いた炎色反応で黄赤(橙)色を呈し、その溶液に炭酸アンモニウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる金属イオンはどれか。1つ選べ。
- ⑴ Ca²⁺Caは炎色反応で黄赤色を示し、炭酸アンモニウムで白色の炭酸カルシウム沈殿を生じます。
- ⑵ Ba²⁺Baも炭酸塩の白色沈殿を生じますが、炎色反応は黄緑色であり黄赤色ではありません。
- ⑶ Cu²⁺Cuの炎色反応は青緑色です。黄赤色を示す条件に合いません。
- ⑷ Al³⁺Alは特徴的な炎色反応を示さず、炭酸アンモニウムでは水酸化アルミニウムの白色ゲル状沈殿となります。
- ⑸ K⁺Kの炎色反応は淡紫色です。炭酸カリウムは水に溶けるため沈殿も生じません。
解説
正解は⑴です。カルシウムイオンは炎色反応で黄赤(橙)色を呈し、炭酸アンモニウム試液を加えると炭酸カルシウムの白色沈殿を生じます。日本薬局方の定性反応でもカルシウム塩の確認に用いられる組み合わせです。バリウムも炭酸塩の白色沈殿を作りますが炎色は黄緑色であり、炎色の色と沈殿の両方を満たすのはカルシウムだけです。炎色はNaが黄、Kが淡紫、Cuが青緑と覚えておくと区別しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成