血清試料の前処理において、除タンパクに用いる酸として最も適しているのはどれか。1…
血清試料の前処理において、除タンパクに用いる酸として最も適しているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 塩酸塩酸はタンパク質の沈殿効率が低く、血清の除タンパク剤としては一般的ではありません。
- ⑵ 硝酸硝酸は酸化力が強く試料成分を分解するおそれがあり、除タンパク剤には適しません。
- ⑶ 硫酸硫酸は除タンパクに単独で使う酸としては一般的でなく、過塩素酸ほど効率的ではありません。
- ⑷ 過塩素酸過塩素酸はタンパク質を効率よく沈殿させ、上清から過塩素酸カリウムとして除去もできるため除タンパクに適します。
- ⑸ 乳酸乳酸は弱酸でタンパク質を十分に沈殿させられず、除タンパクには用いません。
解説
正解は⑷です。血清の除タンパクには、過塩素酸やトリクロロ酢酸などの強酸がよく用いられます。過塩素酸はタンパク質を効率よく変性・沈殿させ、遠心後の上清に低分子の測定対象物を回収できます。さらに上清に水酸化カリウムを加えると難溶性の過塩素酸カリウムとして除けるため、後の分析を妨げにくい利点があります。塩酸や硫酸、硝酸は除タンパク効率や試料成分への影響の点で適さず、乳酸は弱酸のため沈殿させる力が不十分です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成