B 型インフルエンザに続発するライ(Reye)症候群に関する記述として、正しいの…
B 型インフルエンザに続発するライ(Reye)症候群に関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 異常型プリオン蛋白が脳内に蓄積して発症する。異常型プリオン蛋白の蓄積で発症するのはクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病です。
- ⑵ 肝障害を伴う急性脳症である。ライ症候群は肝臓の脂肪変性を伴う急性脳症です。
- ⑶ 血糖値の上昇がみられる。ライ症候群では血糖値の上昇ではなく、低血糖がみられます。
- ⑷ 重度の黄疸がみられる。肝機能障害はありますが、重度の黄疸は通常みられません。
- ⑸ 小児の場合、アスピリンが治療に用いられる。アスピリンはライ症候群の発症との関連が指摘されており、小児のインフルエンザには使用しません。
解説
正解は⑵です。ライ症候群は、インフルエンザや水痘などのウイルス感染後に主に小児で発症する急性脳症で、肝臓の脂肪変性を伴う肝障害を特徴とします。ミトコンドリア機能障害が関与し、低血糖や高アンモニア血症がみられますが、黄疸は通常目立ちません。発症にはアスピリンなどサリチル酸系薬の使用との関連が指摘されており、小児のインフルエンザや水痘にはアスピリンを使用しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成