貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。鉄欠乏性貧血では貯蔵鉄が減るため、血清フェリチン値は低下します。
- ⑵ 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12 や葉酸の欠乏により起こる。ビタミン B12 や葉酸の欠乏による DNA 合成障害で、巨赤芽球性貧血が起こります。
- ⑶ 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。再生不良性貧血では骨髄の造血能が低下し、汎血球減少がみられます。
- ⑷ 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される。自己免疫性溶血性貧血は、通常は正球性貧血に分類されます。網赤血球が著しく増えると平均赤血球容積がやや増えることはあります。
- ⑸ 腎性貧血では、エリスロポエチンの産生が亢進している。腎性貧血は腎機能低下によりエリスロポエチンの産生が低下して起こります。
解説
正解は⑵と⑶です。巨赤芽球性貧血はビタミン B12 や葉酸の欠乏で DNA 合成が障害され、大型の巨赤芽球が出現する大球性貧血です。再生不良性貧血は骨髄の造血幹細胞が減少する疾患で、赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する汎血球減少がみられます。鉄欠乏性貧血では貯蔵鉄を反映するフェリチンが低下し、腎性貧血ではエリスロポエチンの産生が低下する点を区別しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成