ギラン・バレー症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ギラン・バレー症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 上気道感染症や消化器感染症の後に発症することが多い。上気道感染症や下痢などの消化器感染症の後に発症することが多いです。
- ⑵ 主に中枢神経の軸索や髄鞘が障害される。障害されるのは中枢神経ではなく、末梢神経の髄鞘や軸索です。
- ⑶ 原因病原体として最も多いのは真菌である。原因として最も多いのは細菌のカンピロバクター・ジェジュニで、真菌ではありません。
- ⑷ 下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられる。下肢から始まり上行する、左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられます。
- ⑸ 副腎皮質ステロイド薬の単独療法により寛解が得られる。副腎皮質ステロイド薬の単独療法は有効性が示されておらず、免疫グロブリン療法や血漿交換療法が行われます。
解説
正解は⑴と⑷です。ギラン・バレー症候群は、カンピロバクターなどによる消化器感染症や上気道感染症の1〜3週間後に発症することが多い自己免疫性の末梢神経障害です。病原体に対する抗体が末梢神経の糖脂質と交差反応し、髄鞘や軸索が障害されます。下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺が特徴で、治療には免疫グロブリン大量静注療法や血漿交換療法が行われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成