職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 精神障害やメンタルヘルス不調は、強い不安やストレスを感じる心理社会的要因により発症する。強い不安やストレスなどの心理社会的要因で精神障害が生じるのは事実で、記述は正しいです。
- ⑵ レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。職業性のレイノー現象は振動工具による振動障害で、電離放射線によるものではありません。
- ⑶ けい肺や石綿肺は、粉じんの曝露による化学的要因により発症する。けい肺や石綿肺は粉じんの吸入によるじん肺で、本問では化学的要因として正しい記述とされています。
- ⑷ 細菌感染症やウイルス感染症は、病原体との接触による生物的要因により発症する。医療従事者などの細菌・ウイルス感染症は生物的要因による職業性疾病で、記述は正しいです。
- ⑸ 頸肩腕症候群は、VDT(visual display terminal)作業による作業態様要因により発症する。頸肩腕症候群は VDT 作業などの作業態様に起因して発症するため、記述は正しいです。
解説
正解は⑵です。職業性のレイノー現象(白ろう病)は、チェーンソーや削岩機などの振動工具を長期間使用することで生じる振動障害の一つで、物理的要因によって起こります。電離放射線の曝露による疾病ではありません。電離放射線では白血病や白内障、皮膚障害などが問題になります。他の選択肢は、心理社会的要因、粉じん、生物的要因、作業態様要因と疾病の組合せとして適切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成