図は、1950 年代から2010 年代における心疾患及び脳血管疾患の死亡率の年次…
図は、1950 年代から2010 年代における心疾患及び脳血管疾患の死亡率の年次推移を示したものである。疾患ア~エは、心不全、虚血性心疾患、脳梗塞、脳内出血のいずれかである。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。150 150死 死亡 亡率 100 率 100 ウ( ア(人 人口10 50 口10 50 エ万 イ万対 対) 01950 ) 01951'60 '70 '80 '90 2000 '10 '19 '60 '70 '80 '90 2000 '10 '19年 年(注)1994 年及び1995 年の大きな変化は、死亡診断書の注意書きの周知あるいは国際ルール(ICD-10)適用の影響による。国民衛生の動向2020/2021 より引用
- ⑴ 疾患アによる死亡率には、狭心症や心筋梗塞による死亡が含まれる。アは虚血性心疾患で、狭心症や心筋梗塞による死亡が含まれるため、記述は正しいです。
- ⑵ 1995 年以降の疾患イの死亡率の上昇には、老年人口の割合の増加が関係している。イは心不全で、1995年以降の上昇には高齢化の進行が関係しているため、記述は正しいです。
- ⑶ 疾患ウは、脳内出血である。ウは脳梗塞です。脳内出血は1960年頃に最も高く、その後大きく低下したエにあたります。
- ⑷ 1960 年以降、疾患エの死亡率が低下した原因として、食塩摂取量の低下やタンパク質摂取量の増加がある。脳内出血(エ)の低下には食塩摂取量の減少やタンパク質摂取量の増加が関係しており、記述は正しいです。
- ⑸ 寒冷刺激は、疾患エのリスクファクターとなる。寒冷刺激は血圧を上昇させるため、脳内出血のリスクファクターとなり、記述は正しいです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。脳血管疾患の死亡率は、1960年代までは脳内出血が最も高く、その後は食塩摂取量の減少や高血圧治療の普及、栄養状態の改善により大きく低下しました。一方、脳梗塞は1970年代後半以降に脳内出血を上回りました。したがって、早い時期に高く、その後大きく低下した疾患エが脳内出血で、ウは脳梗塞です。心疾患では、アが虚血性心疾患、イが高齢化に伴って増加している心不全にあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成